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2006年5月9日、朝7時30分。
天気、曇り。
先日、ゴールデンウィークが明けたばかりのこの日、僕と後輩のO君は伊豆稲取の温泉に行く為に中村橋駅前に集合しました。
ネットで予約を取っておいた旅館までレンタカーで行こうという事になり、先日練馬のトヨタレンタカーで車の予約を取っておいたのです。
とりあえず、まずはレンタカーを借りる為 |
中村橋から電車に乗り練馬駅へ向かいます。
練馬駅近くにあるトヨタレンタカー。
トヨタの車に乗るのは初めて。
当然オートマしかないんですけど、ギアの位置とかサイドブレーキの位置とか、今まで乗ってきた車と勝手が違うので、まずはそれを確認。
そして車に備え付けられているカーナビに旅館の電話番号を打ち込み場所を検索。
高速道路ではなく一般道優先で道を割り出すと、伊豆稲取までの距離は162q。
現在の時刻は午前8時で、目的地到着予想時刻は午後2時半。
遠いのはわかっていたけど、地図で見るとホントに遠いなぁ。
何はともあれ、時間が勿体無いので出発。
最初は僕が運転。
しかし、朝なので東京都内は渋滞が多く、なかなか先に進めない。
持ってきた音楽CDを垂れ流しながらまったりと走る。
O君と他愛のない話をしながら、数時間のドライブ。
午後12時過ぎに小休止を入れようと、「サークルK」に立ち寄る。
ここで一旦トイレ休憩。
僕は朝食を食べていなかったので、ここで軽く食事。
駐車場の脇の縁石に腰をかけて休憩。
10分くらい休んで、再び出発。
東京都を出て、車は神奈川県に入る。
しばらく走ると左手に海が見えてきました。
「うお〜〜〜っ、海だぜ〜〜〜!」
テンションが上がる二人。
渋滞も少なくなり快適なドライブ。
周りの景色も街並みからどんどん山の中へ。
車は箱根を越え、ついに静岡県に入りました。
初めて来た熱海。
海沿いに並ぶホテル街。
ここが熱海か〜。
目的地の伊豆稲取までもう少し。
午後2時。
チャックインの午後4時には余裕で旅館に着ける事がわかったので、ここで遅い昼食を取ろうという事になり、途中で見掛けた回転寿司屋に入りました。
海沿いな事もあって魚介類は新鮮で美味しかったのですが、とにかく値段が高い。
値段と味を天秤にかけると、イマイチ納得できず。
結局飯代だけで2500円くらい使っちゃいました。
ここからはO君が運転。
旅館まではあっという間でした。
数十分とかからなかったんじゃないかな。
チャックインの時間まで1時間以上余裕があったので、近場をドライブする事に。
旅館の近く。
車で坂を下っていくと、目の前には海が。
車を降りて、しばらく海沿いを散策。
「稲取温泉より眺めた伊豆七島案内図」
潮風が何とも気持ちいい。
空が晴れていたらもっと気持ちいいんだろうな。
何となく360度パノラマ写真を撮ってみました。
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再び車に乗り、伊豆稲取から更に南に下ってみる。
しばらく峠道を走ると、途中にいい感じの展望台がありました。
駐車場に車を止め、ここで小休止。
自販機でジュースを買って、それを飲みながらブラブラと歩く。
くあ〜っ、いい眺めだなぁ〜。
正に絶景。
しばらく景色を眺めた後、旅館に向かって再出発。
この山道がまたいいんですよね。
何だかワクワクします。
午後4時10分前。
丁度いい時間に旅館に到着しました。
今回僕等が泊まる宿は「お口の故郷やまだ荘」。
旅館の外観の写真を撮影するのを失念してしまったので、旅館の外観は上のリンク先の公式ページか、こちらのページで。
ここが、今回僕らが泊まる部屋。
ちょっと逆光で上手く撮影できませんでしたけど。
広い和室。
静かでいい。
窓の外には稲取の漁港が見えます。
以下、窓からの景色。
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さすがにシーズンオフだけあって、僕らの他には3組くらいの宿泊客しかいません。
今回プランで選んだ貸し切りの展望露天風呂は入浴する時間が決まっていているらしく、午後4時45分から5時25分までの40分間の間に入らなくていけないらしい。
仕方がないのでさっそく浴衣に着替えて旅館の屋上にある展望露天風呂へ。
ここ「お口の故郷やまだ荘」は屋上に二つの温泉があります。
「星の湯」と「海の湯」。
残念ながら今はシーズンオフなので、「星の湯」の方は閉鎖されていました。
屋上から漁港を見下ろしたパノラマ写真。
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5月とはいえ、さすがに今日は寒い。
これが、「海の湯」。
滾々とお湯が沸いています。
奥には小さなお風呂が。
こっちは温度が調整されていない源泉なのだとか。
水で薄めないと到底入れる温度ではありません。
服を脱いで、体を洗う。
「うお〜〜っ、寒ィ〜〜!」
風がビュービュー吹いています。
しかしまた、これも露天風呂の醍醐味。
真っ白な曇り空を見上げながら湯船に浸かる。
気持ちいいなぁ。
海を眺めながらの展望露天風呂。
何と贅沢な事か。
半日ずっと車を運転して疲れた体を癒す。
最高だわ。
途中、素っ裸で柵の前に仁王立ちしてみたり。
でも、旅館の下の道を学校帰りの女子高生が歩いていたので慌てて隠れました。(笑)
制限時間の5時25分までじっくりと露天風呂を堪能。
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部屋に戻ると既に夕食の準備が整っていました。
見た瞬間ギョッとしましたね。(笑)
「これ全部食うのか?」
これで2人分なんですが、かなり量多いです。
おお、船盛りだよ船盛り。
金目鯛に伊勢海老に、蟹。
豪勢な夕食です。
金目鯛、これがまた美味いんですわ。 |
贅沢な晩飯を堪能した後は、ロビーで下駄を借りて浴衣姿のまま旅館の外に繰り出しました。
カランコロン、カランコロン。
夜の港町を軽く散歩。
旅館の近くにあるコンビニで飲み物やアイスを購入。
コンビニ周辺には部活帰りの学生がたくさんいました。
夜の海風は実に気持ちがいい。 |
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コンビニで購入した「よいこのびいる」。
東京のコンビニでは見掛けなかったので買ってみました。
一回飲んでみたかったんですよ。
味はグレープっぽい感じかな。
一応ビールっぽい苦味があります。
それにしても泡の量がすごいな。
出過ぎだよ。
不味くはありませんが、何本も飲みたいとは思わないかなぁ。
ネタとしてはいいんですが。
これなら本物のビール飲むよ。(笑)
コンビニで買ってきた飲み物やアイスを食べながらしばらくまったり。
部屋の窓から見える港町の夜景をしばし眺める。
「今伊豆にいるんだよなぁ」
今更ながらに実感。 |
午後9時。
朝7時半からもう一度展望露天風呂を借りる手続きをして、早めに就寝。
疲れていたのですぐに眠りにつく。
2006年5月10日、午前5時半、起床。
早く寝たので早く目が覚める。
特にやる事もないので、予約しておいた風呂の時間まで帰り支度をしながらゆっくり |
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と過ごしました。
午前7時半。
小雨が降る中、展望露天風呂で朝風呂。
大雨が降ってたら最悪でしたけど、小雨くらいだとむしろ気持ちいい。
朝っぱらから露天風呂、最高でした。
朝食。
これまた朝からかなりのボリューム。
中でも、伊勢海老の頭が丸々入った味噌汁が大変美味しゅうございました。(^^
朝食の後はチェックアウトの時間まで旅館のロビーで土産物を物色。
そこで購入したお菓子、「ニューサマーオレンジチョコロール」と「どんつく囃子」。
「どんつく囃子」は旅館のおばさんにしきりに勧められたお菓子。
最初は買わないつもりだったんですけど、箱の包装に描かれたイラストを見てやっぱり購入する事にしました。
この伊豆稲取で毎年6月上旬に行われるという、「どんつく祭り」。
3メートルほどある男性器の形をした御神体の御輿を女性達が担いでいる絵が描かれています。
こんなもん載せれるか。(笑)
しかも、天下の奇祭って、自分で言うなよ。(笑)
そして、これが中身。
基本的には人形焼ですね。
と、言ってもこれまた男性器の形をしている為、載せれません。(笑)
ワレメとかあって変にリアルなんですよ。(^^;
是非、女性にプレゼントしたいお菓子ですね。
セクハラだ。(笑)
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午前10時、チャックアウト。
今日最初の運転はO君。
O君の発案で昼飯は横浜の中華街で食べようという事になり、とりあえずカーナビの目的地を横浜の中華街にセット。
しばらく伊豆の山道を走る。
昨日よりも天気が悪い。
しとしとと雨が降っています。 |
雨の山道は危険だ。
数時間走って車は神奈川へ。
上の写真は湘南大橋。
右手には湘南の海が広がっています。
「あっ、ここまで来たなら江ノ島に行ってみたい!江ノ島に行こうぜ」
と、僕。
本当はまっすぐ横浜へ向かう予定だったのですが、ぼんやりとカーナビの地図を眺めているうちに急に江ノ島に行ってみたくなり、急遽予定を変更。
カーナビの目的地を江ノ島にリセットする。
見えてきました、江ノ島。
ここがあの有名な江ノ島か〜。
初めて来たぜ〜。
島の駐車場に車を止めて、まずは駐車場近辺をブラブラ散歩してみる。
駐車場の裏にはすぐ海があって、釣りをしている人達がたくさんいました。
江ノ島には人懐っこい猫がたくさんいます。
観光客から餌を貰う術を身につけているんだろうな。
空には鳶がいっぱい飛んでいました。
「江の島案内図」
商店街。
山の頂上に向かって参道を歩く。
階段を登って山の頂上まで行くのは結構ツライので途中で「エスカー」に乗りました。
ちなみに「エスカー」っていうのは有料のエスカレーターの事です。
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道の途中で見かけたジュースの自販機。
ああ、これが噂に聞く買ってみるまで何が出るのかわからない「ミステリーゾーン」か。
昔、雑誌かなんかで見た事あるなぁ。
試しに一本買ってみたら「ペプシツイスト」が出てきました。
O君は「BOSS」が出たみたい。
ジュースを飲みながらしばし休憩。 |
エスカーを使うと楽ちんで山の頂上へ行けます。
そしてこれが江ノ島の頂上にある憩いの場、「ガーデンパーラー」。
ナムコの「ファイナルラップ」やセガの「スカイターゲット」など、古いアーケードゲームが数点置かれています。
そう、フジテレビ721で放送中の「ゲームセンターCX」を御覧になっている方ならもうおわかりでしょう。
ここは「ゲームセンターCX」第4シリーズの「スーパーマリオ64」の回(後編)の「たまにいくならこんなゲームセンター」コーナーで有野が行っていた場所です。
(「ゲームセンターCX」#28より)
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ガーデンパーラーで軽く食事。
僕はミックスピザ、O君はおでんを注文。
海を見下ろしながらまったり小休止。
注文した食べ物が出てくるまでに随分待たされましたが、味はまあまあでした。
というか、普通ですね。
シーズンオフなので客が少なかったんでしょうけど、落ち着いた店の雰囲気は好きです。 |
ガーデンパーラーでしばらく休んだ後は江ノ島の中心にある展望灯台を目指します。
左上の写真にある塔が江ノ島展望灯台です。
右上の写真は展望灯台に行く為に通らなくてはいけない「江の島サムエル・コッキング苑」入口。
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「江の島サムエル・コッキング苑」内。
しかし、江ノ島には本当に猫がいっぱいいるなぁ。
近付いても逃げないのがいいね。
思う存分触りたい放題です。(^^
可愛いなぁ。
徐々に近付いてくる江ノ島展望灯台。
下から見上げるとすごい迫力。
灯台の上にある展望台まで階段で上がれるみたいですが、ここで余計に体力を消耗するわけにもいかないので、エレベーターで上がる事に。(^^;
上に上がると、360度ガラスに囲まれた展望室。
周りは海、海、海。
天気がよければ絶景なんだろうなぁ。
残念だが相変わらず天気は優れない。 |
例によって、展望台から見た360度パノラマ写真を撮ってみました。
■大きいサイズの写真はこちら
ここは展望台から更に上に上った所。
下の展望台と違ってガラスに囲まれていないので、風がビュービュー吹き荒れていてメチャクチャ怖いです。
O君が「階段で降りよう」というので階段に続く扉を開けると、そこはものすごく風が吹いている上に階段が雨で濡れていて、とてもじゃないがまともに歩けない。
これは危ない。
写真じゃわかりにくいかもしれませんが眼下に広がる景色もメチャクチャ高くて怖い。
高所恐怖症の僕にはとても耐えられません。(笑)
言い出しっぺのO君も階段に吹き荒れる風のあまりの強さにビビって、階段で下に下りるのは泣く泣く断念。
大人しくエレベーターで降りました。
僕らがエレベーターで灯台を降りた後、50過ぎのオバチャン3人組が階段で塔を降りていました。(笑)
オバチャンは根性あるなぁ。
肝が据わってるね。
楽しかった江ノ島ともおさらば。
予定外の江ノ島訪問ですっかり遅れてしまいましたが、お次はようやく横浜の中華街へ向かいます。
みなとみらい。
左上の写真に写っている建物は「ランドマークタワー」ですね。
ドーン。
横浜の中華街。
中華街に着いた頃にはもうすっかり日が暮れ始めていました。
とりあえず中華街を歩いてみる。
修学旅行中と思われる学生の集団がいっぱい。
すごく賑やかだ。
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うわっ、何だこの建物は。
すごい装飾だな。
誰がこんなん作ったんだ。(笑)
派手やわ〜。
当たり前ですけど、やっぱり中国人が多いな、この街は。
左の写真は中華街にあったジュースの自動販売機。
何と、「メッコール」が自販機で売られています。 |
「メッコール」が自販機で売られているの初めて見た。
一通り中華街を一周した後、適当な中華料理店に入って遅過ぎる昼食。
もはや晩飯ですな。
一番安い1500円のコース料理。
結構たらふく食べれました。
味も美味しかったですよ。
中華街で飯を済ませ、目指すは練馬。
ここからは再び僕が運転。
後はレンタカーを返して家に帰るだけです。
トヨタレンタカーは夜の10時に閉まっちゃうので、それまでに車を返さなくてはいけません。
しかし、練馬に着いたのは夜9時前。
10時までには全然余裕があります。
せっかく時間が余ったので、あと少しの間近場をドライブする事に。
O君の家に寄って荷物を降ろし、その後は適当にドライブ。
光ヶ丘あたりまでぐる〜っと回る。
右上の写真が光ヶ丘です。
映画の「デジモン」で出ていた、主人公達が住むマンションと、デジモンに破壊されていた橋ですね。
たぶん。(笑)
光ヶ丘を一周して、そのまま練馬へ。
遅くまで開いているガソリンスタンドでガソリンを満タンにする。
車をトヨタレンタカーに返し、練馬駅から電車に乗って中村橋へ。
「帰ってきたぜ〜〜!」
夜10時30分、中村橋駅へ無事到着。
さすがに今日はあっちこっち歩き回って疲れました。
あと一日くらい休まないとなかなかゆっくりできませんね。
次回また何処かに旅行に行く際には最低でも2泊3日くらいはしたいところです。
何にしても伊豆稲取の温泉旅行、すごく楽しめました。
温泉旅行はまたいつか行きたいなぁ。 |